CT検査とは
X線を照射し、通過してきたX線の強弱のデータを解析することで身体を輪切りにしたような数ミリ単位の断層画像を得られ、体内の状態を精密に把握できる検査です。全身の撮影が可能であり、脳、胸部(心臓・大動脈・気管支・肺)、腹部(肝臓・膵臓・腸・腎臓)などの病変発見や正確な評価に有効な検査です。
レントゲン検査は影絵のような画像で体内を表示しますので、複数の組織が重なっている部分の観察は不明瞭になります。CT検査ではミリ単位の断層画像を複数得られますので、体内の状態を詳細に確認して正確な評価を行うことができ、質の高い診断や状態に適した治療につながります。
また、レントゲン画像では異常が発見されても、がんなどの病変なのか、正常な組織が重なって異常に見えているかを判別できません。そうした場合もCT検査を行うことで、その異常が病変かどうかを判断できます。
Aquilion Start / i Edition を
導入しています
当院では、キャノンメディカルシステムズ株式会社の16列マルチスライスCT「Aquilion Start / i Edition」を導入しています。
このCTは、レントゲン検査と同程度のX線量で撮影が可能で、被ばくを抑えながら高画質な画像を提供します。ノイズを低減し、より精細な診断ができるのが特長です。また、開口部が780mmと広く、圧迫感が少ないため、リラックスして検査を受けていただけます。
腕を上げにくい方や体内に金属が入っている方、狭い空間が苦手な方も安心してご相談ください。
CT検査の種類
頭部CT検査 | 頭蓋内にある病変の場所やサイズ、障害が及んでいる範囲を把握し、良性・悪性の判断にも有効です。外傷による血腫の有無、脳腫瘍、水頭症といった先天性脳疾患などの検査として行われます。 |
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頚部CT検査 | 首やのどの状態を調べるために行われます。咽頭・喉頭・甲状腺・扁桃腺・頚部リンパ節など、他の検査では正確な評価が難しい部位を正確に調べることができ、位置関係などを精密に把握できます。 |
胸部CT検査 | 肺・気管支・気管など胸部の臓器や組織の状態を詳細に調べることができ、胸部の腫瘍発見や状態の把握にも有効です。また、確定診断のための組織採取では、CTで病変を確認しながら行うことで、正確な病理検査が可能になります。 |
腹部CT検査 | 肝臓、腎臓、膵臓、胃、大腸、子宮、卵巣といった腹部臓器を原発とする悪性腫瘍やリンパ節転移の有無、炎症の有無や範囲などを確認できます。腹部の腫瘍以外でも消化管穿孔、胆石・胆嚢炎、膵炎、黄疸、尿路結石、解離性大動脈瘤などが疑われる場合にも有効です。 |
CT検査の流れ
1検査準備
ワイヤーやスナップなどのある服やアクセサリー・入れ歯をはじめ、身に付けている金属類を全て外します。なお、当院では検査着の貸し出しも行っていますので、ご相談ください。
2医療用ゼリーを塗布
観察箇所に医療用ゼリーを塗布します。このゼリーは、超音波を出すプローブと皮膚の間の空気を除去することで検査精度を高める役割を担っています。
3検査終了
身繕いをして頂いたら、検査終了です。
準備から終了までの所要時間は5~10分程度となります。
検査費用
1割負担 | 3割負担 | |
頭部CT検査 | 約1,300円 | 約4,000円 |
頚部CT検査 | 約1,300円 | 約4,000円 |
胸部CT検査 | 約1,300円 | 約4,000円 |
腹部CT検査 | 約1,300円 | 約4,000円 |
*上記金額はあくまでも目安金額となります。